02−1.顔認証付きカードリーダー装置の機種選定

顔認証付きICカードリーダー装置 顔認証付きカードリーダー
顔認証付きICカードリーダー装置

お問合わせで一番多いのがどれを選んだらいいの?というものです。

このページでは、現時点で認証を受けている機種についての情報を記載しています。どの機種を選ぶかよく検討してから装置の申込みに進んでください。

  • 「Caora」富士通Japan株式会社
  • 「顔認証付きカードリーダー」パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
  • 「マイナタッチ」株式会社 アルメックス
  • 「Hi-CARA」キヤノンマーケティングジャパン株式会社

まずは、設置できるサイズかどうか!

早速比較表をご覧ください。

メーカー名重量サイズ
富士通富士通約2.0kg幅 167 mm× 奥行 230 mm×高さ 196 mm
パナソニックパナソニック 顔認証付きカードリーダー1.8 kg 以下
付属品を除く
幅 148 mm×奥行 145 mm×高さ 276 mm
(突起物、付属品を除く)
アルメックスALMEX約1.5kg幅 354 mm×奥行 170 mm×高さ 139 mm
キヤノン本体 430g、
クレードル部
130g
幅 98mm × 奥行 180mm × 高さ 242mm
表1.顔認証付きカードリーダーサイズ比較

各社、ずんぐり、縦長、横長と特徴があります。

最も少ない設置スペースなのはキヤノン製のもの。これは、クレードルと本体が分離出来るタイプで、軽いです(縦長)。

次いでパナソニック製。官製はがきの縦サイズ相当が幅、奥行き共にあれば設置できます(縦長)。

アルメックス製のサイズ感は、レセプトを印刷したときのサイズ、A4サイズを横向けに置くと、おおよそ分かると思います(横長。奥行きはA4サイズ短辺より少し短め、横幅はA4サイズより少し長め)。

富士通製のものは奥行きが必要になりますがどっしりと安定感があります(ずんぐり型)。

設置する場所がなければ装置が届いても意味がありませんので、設置場所については各医療機関において十分検討してください。場合によっては、専用の台を設置することも検討してください。

機能面での比較

まず最初に申し上げておきたいのは、各社「オンライン資格確認等システム」に必須の機能においては違いはありません(そうでないと厚労省の認証が通りません)。どのメーカーの機種を選んでも、カードリーダー装置としての性能や、レセコン等と連動するための仕様は満たしていますから、その点は安心してください。

機能面に違いがなくても、実際の使い方については細かい差異があります。これについては、文章で説明するよりも動画で見ていただいたほうがよりわかりやすいと思いますので、以下に掲載しておきます。

(機能面について)
アルメックス製の「マイナタッチ」は、紙の保険証を読み取り、OCR機能で券面情報を文字に起こしてデータ化する機能が有ります(その分、19ヶ月目以降、保守料がかかってきます。後述します)

急いで見たい方は10分過ぎ辺りから見ると、各社のデモをみることができますが、まずは一通りご覧になられることをお勧めします。

オンライン資格確認顔認証付きカードリーダーセミナー

キヤノン製のものは、本体とクレードルが分離出来るようになっていて、例えば車椅子等で来院される患者様が多く、受付カウンターに設置すると操作が難しいなどの場合は、候補になってくるのではと思います(上記セミナー内ではキヤノン製のデモはないのでメーカーサイトのデモ動画を掲載します)。

顔認証付きカードリーダー紹介【キヤノン公式】

保守に関して

上記認証済みの機種は、4社ともに、「先出しセンドバック方式」の保守に対応しています。これは、故障時に、メーカーから先に製品を医療機関に送付し、故障したものをメーカーに送り返す(センドバック)する保守形態です。また、保守期間は5年間となっているのも各社共通です。

顔認証付きカードリーダー装置は、2021年3月末までの申込みで、無償提供され、5年間の先出しセンドバック保守がついてきますが、アルメックス製の「マイナタッチ」に関しては導入後19ヶ月目からは月額2500円の保守料が発生します。これについては、以下をお読みください。

マイナタッチの保守料と機能について – OCR読み取り機能が必要かどうか

アルメックス製だけ19ヶ月目から発生する保守料。これは、「マイナタッチ」だけにある機能、「公費保険や保険証を読み取り、OCRでデータ化する」機能について、継続的な開発が必要であり、そのために必要とのことで、導入予定の医療機関にとってはこの「マイナタッチ」だけにある機能をどう評価するか、という点がポイントです。

当初、マイナンバーカードによる資格確認は主保険に係る保険情報(限度額認定等を含む)に限られます。つまり、公費や地方自治体の助成などの情報はオンライン資格確認ではチェックできません。これまで通り、受付に持ってこられた公費医療券、受給者証などは券面を見ながらレセコンに手入力していくことになります。

その際、カードリーダー装置を使って券面情報を読み取り、データとしてレセコン等に取り込めれば、たとえその場での資格確認は出来なくても、これはこれで窓口担当者の負担軽減、及び入力ミス等による手戻り対策におおいに貢献できることになると思います。

ただし、OCRは所詮OCRです。ICチップに格納されているデータを読み取るのとは違い、画像を取り込み、そこにある文字を識別してデータ化するので、間違って読み取る可能性や、認識出来ないこともあります。その際は、結局手入力することになりますから、現場としては余分な手間がかかる(それなら最初から手入力するよ…等)ことも想定しておく必要があるでしょう。

また、OCRで読み取った券面情報を基にオンライン資格確認が行えるわけではなく、あくまで読み取った文字情報(負担者番号、受給者番号等)をレセコン等に公費情報として取り込むための機能であることもよく理解しておいてください(レセコンと連動させないのであれば不必要な機能です)。

この機能についての検討ポイントを挙げておきますので、参考にしてみてください。

  • OCRの読み取り精度(間違えて読みどることがあるのであれば、結局レセコン上で手修正することになる)
  • 読み取れる公費医療券、地方自治体の助成等、どの公費、どの都道府県、市区町村の助成が対応可能なのか?
  • 公費や助成の保険証は切り替え時期もバラバラであり、それらを全てカバーし、保険証の券面が切り替わったときにどの程度迅速に対応可能なのか
  • レセコンに公費情報をデータとして取り込めることにメリットを感じるかどうか(公費の資格確認は行えないことを理解しているか?)

最後に

「オンライン資格確認等システム」に必須の機能は各製品違いはありませんので、自院に設置できる大きさかどうかをまずは優先し、あとは患者様の利用シーンも考慮して検討してください。

最後に各機種のカタログへのリンクを掲載して本章を終えます。詳細な機種情報、メーカーごとの動作デモ等の動画も掲載されています。

医療機関等向けポータルサイト ー 顔認証付きカードリーダーカタログ

ここまでの情報をもとに機種を選定したら、さっそく顔認証付きカードリーダーを申し込みましょう。

02−2.顔認証付きカードリーダーの申し込み

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