オンライン資格確認等システム概要

オンライン資格確認システム オンライン資格確認
オンライン資格確認システムの概要と導入までの流れ

はじめに

このサイトは、「オンライン資格確認等システム」についての情報を出来る限り簡潔に、分かりやすくお伝えするために作成しました。公式の資料を見ても、イマイチ何をしたらいいのか分からない、どこから手をつけたらいいのか分からない、そういった医療機関のみなさまに少しでも分かりやすく伝えられたら幸いです。

一部解説に主観の入った部分もあるかと思いますが、出来るだけフラットな視点で導入への道筋を説明できるようにしてまいります。

また、本サイトは主に当社がレセコン、電子カルテのサポートを行っている医療機関を念頭において解説していますが、それ以外の医療機関の方々にも参考にしていただけるように作成しました。

できるだけ簡潔に説明するよう努めましたが、本ページはかなり長いコンテンツです。大体の知識はあるから、実際の手続き方法を早く知りたいという方は下記の「オンライン資格確認導入手続きのまとめ」ページ

00.オンライン資格確認システム導入手続きまとめ
オンライン資格確認システム導入のための5つのステップをまとめています。ポータルへの登録から利用申請までの流れをおさらいします。

から本サイトをご利用ください。

オンライン資格確認等システムとは

「オンライン資格確認等システム」とは、来院された患者様の保険情報(現在は主保険に関わる情報のみ)及び、服用薬剤、特定健診に関する情報について、個々の医療機関がその場で確認出来るシステムです。

既に現在、マイナンバーカードと保険証を紐付けすることが出来るようになっていますが、マイナンバーカードを保険証として使用し、それを読み取り、資格確認を行うためにも必要になるのが「オンライン資格確認等システム」です。医療機関にとっては、必ずしも保険証と紐付けされたマイナンバーカードを持つ患者様が居なければ導入のメリットがないわけではなく、これまでの通り、紙やプラスチックの保険証であっても、券面情報をシステム端末に手入力して問い合わせをかけることも出来ます

ここで最初にお伝えしておきたい点ですが、医療機関にとっての「オンライン資格確認等システム」導入最大のメリットを挙げるとすると
その場で保険証の資格確認が行える
ことに尽きます。

つまり、保険の資格過誤による返戻が減る(主保険に関して言えば、実際にはほぼなくなると考えられます)ことは医療機関にとっては大きなメリットだと思います。その他資料等には、受付窓口の入力の手間が減る等、いろいろ書いてありますが、導入当初は使い方を周知させるために余分な時間を取られることにもなると思いますし、機器が増えればいつか故障する確率も高くなります。

導入検討に際しては、あまり手間の軽減等には過度な期待をせず、上記の「保険情報を即時確認可能」な点にメリット感じるかどうかで判断するのがよいかと思います。もちろん、確認した保険資格情報をそのままレセコンに取り込めるという点はメリットではありますが、そこにかかる手間がどの程度か…これは考慮しておく必要があります。

「オンライン資格確認等システム」運用開始当初は、マイナンバーカードと保険証の情報を紐付けている患者様の数は少ない(ほとんどいない?)と思われますが、逆に、マイナンバーカードだけをお持ちされた患者様がいた場合、システムがないと保険情報を確認するすべがなく、新規患者の場合、保険診療を行うことができなくなる可能性があることにも注意が必要です。

各都道府県医師会からは、「オンライン資格確認等システム」未導入医療機関向けの掲示用ポスターも配布されていますので、導入しないと決められた医療機関様ではポスターを掲示する等して、患者様へ告知しておいてください。

その他、詳細事項については、オンライン資格確認・医療情報化支援基金関係 医療機関向けポータルサイトにある資料の中で全て説明されていますが、資料の数も、それぞれのページ数も相当なものです。そこで、本ページでは導入に向けての必須ポイントに絞って解説します。

それでは、次の章から「オンライン資格確認等システム」の概要を見ていくことにします

オンライン資格確認等システム概要

まず、接続イメージ、機器の設置、導入後の窓口処理の流れ、についてそれぞれ簡単に説明します。

接続イメージ

図1.オンライン資格確認等システム概要図

医療機関から見た「オンライン資格確認等システム」の接続イメージは図1.のようになります。番号を振ってある機器等については、医療機関で準備する必要があるもので、後に順に説明していきます。

大きく分けて、ハードウェア(顔認証付きカードリーダー装置、システム端末)、インフラ(問い合わせ用の回線)、証明書等の鍵情報(電子証明書、マスタアカウント通知書)になります。

お問い合わせ頂いた中には、顔認証付きカードリーダーがあれば資格確認が出来ると思われている医療機関様がございましたが、顔認証付きカードリーダーはあくまでマイナンバーカード等、ICカードの情報を読み取るだけの装置です。顔認証付きカードリーダーと接続されたシステム端末が、読み取った保険情報を取り込み、問い合わせするという寸法です。

また、図1.ではレセコン等と接続するイメージで概要図を描いていますが、そもそもレセコンや電子カルテを使っていない医療機関においても、ハードウェア(顔認証付きカードリーダーとシステム端末)を用意し、通信環境さえ整えばオンライン資格確認システムを利用することは可能です。つまりレセコン等と接続することは運用の必須条件ではありません。

レセコン未導入の医療機関様からもお問い合わせいただきました。今後マイナンバーカードを保険証としてお持ちされた新規患者様が来院された時、保険診療を行うためにはこのシステムが必要となりますが、「オンライン資格確認等システム」自体を単独で運用することは可能ですのでご安心ください。

機器設置概要

機器設置において考慮する必要があるのは受付窓口周りの設置スペースの確保です。

  • 顔認証付きカードリーダー装置は、受付窓口の患者(待合い室)側に設置
  • システム端末は受付窓口の内側に設置

にそれぞれ設置して、USBケーブルで接続する形になります。どちらの機器もそれなりの設置スペースが必要です。「システム端末」とは、(ディスプレイやキーボード等含む)新たなPC一式だと思ってください。医療機関によっては、受付窓口周辺に新たにPC一式を置くスペースなど無いよ!というところもあるかと思います。その場合は、

  • 出来るだけ小型のシステム端末にする
  • ディスプレイは13インチ~15インチ程度のモバイルディスプレイにする
  • KVMスイッチで2台のPC(システム端末とレセコン端末等)を1組のキーボード、マウス、ディスプレイで運用する

等々とにかく工夫して設置場所を確保する必要はございます。

オンライン資格確認業務の流れ

運用開始後、患者様が来院されてからの流れはおおよそこのようになります

  1. (受付)
    患者様が、マイナンバーカードを顔認証付きカードリーダーにかざして本人認証(顔認証or暗証番号等)をします。
    1-1.プラスチックや紙等、従前の保険証を持ってこられた場合、これまで通り窓口で一旦預かり、 保険証の情報をシステム端末に入力します。
  2. (資格確認)
    システム端末に取り込まれた患者様の情報に基づいてオンライン資格確認を行います。
  3. (確認した情報の利用)
    確認した情報は、システム端末に保存され、目視での確認はもちろん、院内ネットワークに接続されたレセコン、電子カルテ等に取り込むことが可能になります。また、資格を既に喪失している等、資格が無効な場合も、この時点で理由と共に判明します。

マイナンバーカードは取り扱いには当然ながら注意が必要で、窓口で預かって操作するのではなく、基本的に、あくまで患者様側に向けて設置された顔認証付きカードリーダー装置に、患者様自身でマイナンバーカードをかざして(置いて)もらってから、窓口受付担当者がシステム端末を操作することになります。

マイナンバーカードならカードリーダーで、保険証なら手入力で、いずれかの方法でシステム端末に患者保険情報を取り込み、問い合わせを行い、確認した保険情報を使って診療。という流れになります。

概要の説明は以上となります。大まかなイメージはつかめましたでしょうか?次の章からは、導入に向けて医療機関で準備しなければならないことについて説明していきます。

準備しなければならないもの

導入に向けて準備する必要があるもの一覧

  1. 顔認証付きカードリーダー装置
  2. 資格確認端末(パソコン)
  3. 通信回線
  4. マスタアカウントの通知書
  5. 電子証明書、各種インストーラー

1.顔認証付きカードリーダー装置

顔認証付きカードリーダー装置(以下、「顔認証機器」)は、オンライン資格確認等システムで顔認証を利用する場合に必要です。資格確認端末に接続して使用します。

これについては、皆様のお手元に支払基金から案内が届いているかと思いますが、オンライン資格確認・医療情報化支援基金関係 医療機関向けポータルサイトでアカウントを登録し、申込みすれば無償で提供されます。また2021年3月末までに顔認証付きカードリーダー装置の申込みをした医療機関には、このシステムを導入するための費用について全額補助が出ます(2021年3月1日現在 上限税込み429,000円まで)。

期限を過ぎてからの登録は現時点(3/24)の情報ですが、「全額補助の特例措置が終わり補助が3/4になる」、とのことです。

まずはポータルサイトに登録し、顔認証付きカードリーダー装置を申し込むところからスタートしますが、注意しなければならないのは
もし、顔認証付きカードリーダー装置の申し込みを行い、装置が届いても、オンライン資格確認システムの導入を取りやめた場合、返却するか買い取る必要がある
点です。

導入するかどうか、まずはよく検討して。導入すると決めたら申込みを行いましょう。まずは、ここからアカウントを登録し、顔認証付きカードリーダー装置を申し込みます。

機種選定の参考に ー 厚生労働省セミナー動画

ここでは顔認証付きカードリーダー装置について解説している動画(厚生労働省のセミナー動画)を載せておきます。前半は顔認証付きカードリーダー装置の概要(機能等)についての解説があり、その後各社の動作デモと続きます。どのように動作するのか早く見たいという方は10分くらいのところから見ると良いかと思いますが、全く初めての方などは全部見ても20分ちょっとの動画ですので、一度通して見ておくことで、利用イメージをつかむことができ、スムーズな導入につながるかと思います。

厚生労働省 – 必見!顔認証付きカードリーダを知る!Webセミナー

顔認証付きカードリーダー装置の仕様一覧についてはポータルサイトの下記に納期と共に掲載されていますので確認してみてください。その際、機能よりも、自院の窓口に設置できるサイズかどうかをよく検討して機種選定を行うようにしてください。装置が届いても設置するスペースがなければ無事に運用までたどり着くのは難しくなってしまいますので。

2.システム端末

システム端末は、顔認証付きカードリーダー装置で読み取った保険情報を基に問い合わせをかける中心的なハードウェアです。端末に要求される仕様は厚生労働省から資格確認端末の満たすべき要件として規定されています。

単純に自分の使ってるPCとかじゃだめなの?と思ってしまうかもしれませんが、OSにWindows10HomeやPro等ではなくこのようなOS指定されています。

Windows10 IoT Enterprise 2019 LTSC 64bit版、又はWindows10 Enterprise 2019 LTSC 64bit版

厚生労働省 – 資格確認端末として推奨される要求仕様(1/2)

簡単に言ってしまうと、機能更新はなく、セキュリティアップデートはするというタイプのWindowsOSで、昨今流行りのIoT(Internet of Things)向けのOS(基本的にはWindows10)です。普通に家電店で売っているOSではありません。

その他、規定された仕様を満たす端末が各社から発売されていますので、ご自分で調達されるよりも、オン資対応ベンダーに設定等を含め一括して調達依頼するのが良いと思います。ただし、納期は各社ともにかなり遅れ気味です。

設置場所の制約という視点でシステム端末を見たときに、出来るだけ小型(省スペース)であるというのは重要な点だと思います。そこで、小型、省スペースなものとして2つほどピックアップしておきます

当社にご依頼いただいた医療機関様には、上記どちらかを選択していただけるようにしています。また、それぞれのシステム端末についての説明は別のページで紹介するようにします。

3.回線

回線については、医療機関で契約済みの回線、あるいはまだ光回線等の契約はしていない等、通信環境が様々です。公式資料を読んでもNTTの閉域網を使ったIP-VPNでの接続手順しか掲載されていませんので、どうすればいいのか一番悩む(当社を含むサポートベンダーを含めて悩む部分です)のがこの項目です。

インフラの環境についての説明をするとそれだけで膨大な情報量となりますので、別ページに掲載することとし、ここでは一番標準的な、実績のある東西NTTのフレッツ光を利用する前提でお話し致します。

もし、貴医院が「レセプトオンライン請求」を既に運用されているのであれば、この項目は流し読み程度で大丈夫ですがNTTの「お客様ID」だけは光回線の契約書等でしっかり確認しておいてください。

まず、「オンライン資格確認等システム」で使える回線の種類は以下のように案内されています。

オンライン請求システム及びオンライン資格確認等システム接続可能回線・事業者一覧表【令和2年9月】(支払基金HPより)

ただ、これを見て、「ああ、うちはコレだから大丈夫だね」と言える医療機関は少ないと思います。また、フレッツ光と言っても、実に様々なタイプが存在し、同じような名前のサービスでも「オンライン資格確認等システム」には使えないタイプのサービスであったりします。じゃあどうすればいいか。

NTTに電話する!コレが一番確実で早いです。以下、NTT東日本のページ「オンライン資格確認導入に関わるご相談は、NTT東日本にお任せください。医療機関・薬局のみなさまへ」からの引用です。

Q6:フレッツ・v6オプションの契約有無の確認方法および申し込み方法を教えてください。
A6:「お電話」、もしくは「サービス情報サイト」からお客さまご自身で確認および申し込みができます。
お電話の場合は、お客さまID(回線ID)をご用意の上、下記までお問い合わせください。
<フレッツ光の契約情報の確認窓口(NTT東日本・NTT西日本共通)>
ご連絡先 0120-116-116(受付時間:午前9時~午後5時 年末年始を除く)
サービス情報サイトについては、下記サイトをご確認ください。
<NTT東日本エリアの場合>https://flets.com/v6option/flow.html
<NTT西日本エリアの場合>https://flets-w.com/opt/v6option/
なお、フレッツ・v6オプションのお申し込みには工事費がかかります。(工事費2,200円)
「サービス情報サイト」からお客さま自身で申し込みする際は工事費無料です。
ご自分の利用している回線の種類、サービスが分からないときはNTTに聞く

問い合わせの際、必ずNTTさんにお伝えいただきたい点は下記の通り

  • オンライン資格確認で使うということ
    • IP-VPNを使用します
    • IPv6(あいぴーぶいろく)オプションを使用します

これを確実に伝えるようにしてください。新規に契約が必要になった場合等、担当者によっては、さまざまなセキュリティ等のオプションを提案されることもあるかもしれませんが、今回はひとまず全て断っておいて大丈夫です。年度末ということもあり、NTTのサービス開始まで待たされるかもしれませんが、上記の点さえしっかり伝わっていればOKです。

特にIPv6オプションは、既に「オンライン請求」を運用している医療機関でも必ず確認してください。「オンライン請求」ではIPv4、「オンライン資格確認等システム」ではIPv6を使います。

もう一度最後に書いておきます。光回線の契約内容については

フレッツ光の契約情報の確認窓口
NTT(西日本・東日本)共通
0120−116−116

に電話して聞くのが一番確実で早いです。

というわけで、フレッツ光等のNTT光回線を利用中であれば、上記を確認することで次に進めるのですが、

  • そもそもインターネットを含め、光回線を引いていない
  • インターネット用の回線はあるが、NTTではない(eo光、Nuro光等)

こういった場合は、もう少し手間がかかります。必要な回線を選ぶための解説ページを別途作りますので少しお待ちください。必要な回線についての解説ページが出来ましたので、こちらからご覧になってください。

03.オンライン資格確認で使う回線について
オンライン資格確認で使用する回線についてIP-VPN、IPSec+IKEそれぞれ解説しています。一般的な情報だとIP-VPNでの接続情報しかなく、選択肢が狭まってしまうことから回線で悩んでいる方はぜひご一読を。

回線の種類、契約サービス内容が確認できれば、いよいよ「オンライン資格確認利用申請」を行ってあと2つの鍵情報を入手します。

4.マスタアカウント

これは、何かと言いますと、医療機関が「オンライン資格確認等システム」を最初に利用するときに必要となるユーザーIDです。マスタアカウントを取得するためにはポータルサイトの中のここから「オンライン資格確認利用申請」をおこないます

この、オンライン資格確認利用申請を行う際に、前のステップで確認した回線情報が必要になってきます。特に、申し込み項目の中の一つ、NTTの「お客様ID」が必要になります。この情報を基に医療機関を一意に識別するための電子証明書(後述)を作成するために必要なのだと推定されますが、ここで皆さんよく引っかかりますので、必ず前ステップでの回線確認を終えてから利用申込をしてください。

利用申込を終えると、登録したメールアドレス宛に「マスタアカウント通知」が届きます。これは、システム端末を回線に接続して「オンライン資格確認等システム」を利用開始するときのユーザーIDになりますので、大切に保管しておいてください。手続きが完了次第、順次発送となっていますので、次に説明する電子証明書と共に到着を待つことになります。

それでは、ステップ3までの準備を終えたことを確認してここから利用申請しましょう。
オンライン資格確認利用申請

利用申請のページでは「オンライン請求」の利用申請も可能となっていますが、「オンライン請求」の運用を始めるには、確認試験(電子レセプトをオンラインで試験的に送信するテスト工程)を2〜3回繰り返す等、別の工程が必要となりますので、ここでは説明は割愛します。回線さえ用意できていれば、こちらもいつでも利用申請は可能ですので、今回はまず「オンライン資格確認等システム」の導入を完了させることを優先にゴール設定するほうがよろしいかと思います。

5.電子証明書、各種インストーラー

ステップ4で利用申請を終えると、簡易書留で電子証明書発行通知書が届きます。電子証明書は、医療機関に設置したシステム端末にインストールする電子的な鍵情報(簡単に言ってしまえば一つのファイル)で、電子証明書ファイル自体は通知書の中に説明があるところからダウンロードしてくる必要があります。これは、回線を通じてオンライン資格確認用のサーバーに接続出来るようになってからなので、今の時点では大切に保存しておいてください。

電子証明書は医療機関の電子的な身分証明書のようなもので、他者がなりすますことが出来ないようにするための大事なファイルです。例えば、将来。システム端末が故障しました!。新しいシステム端末の準備が出来たとします。しかし、電子証明書がインストールされていなければ「オンライン資格確認等システム」を利用することは出来ません。電子証明書をもう一度インストールすることで利用できるようになります。

上記のような場面をイメージしておくと、電子証明書が必要な理由がおわかりかと思いますが、誰でも簡単に資格情報を見ることが出来ないようにするためにも大事なファイルですので、紛失、漏洩等にはくれぐれもご注意ください。万が一、紛失したりした場合は再発行を依頼することは出来ますが、申請ごとに1500円(税別)が必要になります。

医療機関において出来る準備は以上になります。ここまで出来れば、あとは、顔認証付きカードリーダーの到着を待って、導入支援ベンダーに各機器の接続や設定をしてもらいます。接続後、実際の保険証や、マイナンバーカードを使って資格確認が出来れば実運用開始です。

それでは、導入支援ベンダーに見積もり依頼する前にやっておくことをまとめておきます。

導入支援ベンダーに見積もり依頼・発注する前に確認しておくことリスト

  • ポータルサイトへの登録
  • 顔認証付きカードリーダーの選定
  • 顔認証付きカードリーダーの申し込み
  • 回線の種類、契約内容の確認(必要であれば新規契約、契約変更)
  • オンライン資格確認システム利用申請
  • システム端末の機種選定(見積もり依頼段階でベンダーと相談でも大丈夫です)

導入までの手続きまとめ

ここまで長いコンテンツを読んでいただきありがとうございました。オンライン資格確認システム導入全体像はこのような感じです。それでは、実際に導入に向けての手順を下記ページにまとめてありますので、参考にして導入にチャレンジしてみてください。

00.オンライン資格確認システム導入手続きまとめ
オンライン資格確認システム導入のための5つのステップをまとめています。ポータルへの登録から利用申請までの流れをおさらいします。

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